せっかく除去したのに!またほくろができちゃった
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除去したはずのほくろが再発してしまう原因としては、「ほくろの取り残し」が考えられます。 これは、レーザーによる除去を行った場合に起きやすいと言えるでしょう。しかし、この再発はほくろ除去が失敗したわけでも、レーザーによる治療が不適切だったからというわけでもありません。
レーザーによる除去で取り残しが発生する理由
根の深いほくろや大きなほくろを取り残しがないように一度で除去すると、肌に深い穴・大きな穴が空いてしまいます。そうすると肌が元の状態まで回復することが難しくなり、凹み跡が残りやすくなってしまうのです。
そのため、クリニックでは肌に凹み跡を残さないよう、なるべく小さな傷で済むようにレーザーを照射していきます。加減をしながらの照射のため、稀にほくろの組織を取り残してしまうことがあり、取り残した組織が再び集まることでほくろが再発してしまうというわけです。
大切なのは深いほくろを無理に深部まで除去を行わないということです。平らに治らず陥没を残す結果になってしまいます。
引用元:美容皮膚科の榊原クリニック
こうした理由から、根の深いほくろや大きなほくろをレーザーで除去した場合には、再発する可能性があると言えるでしょう。 また、ほくろ除去跡の色素沈着や紫外線によるシミが、ほくろの再発のように見えていることもあります。
ほくろ除去後の再発を防ぐポイント
ほくろが再発してしまうのは、取り残されたほくろの組織、メラノサイトが活発になることで起こります。メラノサイトは刺激を与えたり、紫外線を浴びたりすることで活発になって増殖するもの。だから、ほくろ除去後は患部に刺激を与えず、紫外線対策を万全にする必要があるのです。
・日焼け止めだけでなくUVカット加工の日傘や帽子を併用
・患部に直接触れないよう保護テープを貼る
これらの対策は色素沈着やシミの予防にもなりますので、しっかり実施してくださいね。ほかにも、施術を担当した医師から指示があれば、それを守ることが大切です。
また、6mm以上の大きいほくろや特に根の深いほくろで再発の可能性を限りなくなくしたいというならば、切開縫合法を検討するのもおすすめ。ただし、ほくろの直径よりも大きな範囲を切開しなければならないので、レーザーによる除去よりも傷は大きくなります。レーザーと切開、それぞれのメリット・デメリットをよく把握し、医師と相談しながら除去方法を決定しましょう。
再発してしまったほくろの対処法
もし、ほくろが再発してしまったら、まず施術を受けたクリニックに相談しましょう。再発したほくろに、レーザーを再度照射することで除去できます。 ほくろ除去を行なっているクリニックでは「再治療」を実施していることがほとんどで、再治療を診察料だけで受けられることも多いです。レーザーによるほくろ除去を受ける前に、再治療の有無と再治療に掛かる費用についても確認しておくといいですね。