メリットばかりじゃない!ほくろ除去でのトラブル例
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ほくろ除去をした後、しばらく赤みが残り続ける場合があります。一ヶ月近く赤みが続いてしまい、「手術の失敗では?」と不安になる人も多いでしょう。しかし、こうした肌の赤みは多くの場合、時間経過によって改善します。直径1~2ミリの小さなほくろは1~2週間、直径5ミリを超えると3~4週間掛かるとされており、ほくろの大きさによって赤みが引くまで時間が掛かるのです。
また、レーザーなどでの治療を行なった後、傷跡が灰色っぽくなる場合があります。これは医学用語で瘢痕(はんこん)
と呼ばれる症状であり、傷口を治すためにできる繊維組織によってこのような色が現れます。傷が治れば徐々に目立たなくなるので、赤み同様に時間の経過を待つようにして下さい。
それでは、ほくろ除去でのトラブル例を確認してみましょう。
除去後に患部が陥没
気になるほくろを綺麗に除去できたとしても、患部が陥没してクレーターのようになると問題です。医師の技術不足やほくろの大きさによってこうした陥没が起きますが、ほくろ除去後に患者さんが医師の言いつけを守らなかったことも原因となります。ほくろ除去後に医師が処方した薬を正しく飲まなかった場合や、傷口のかさぶたを剥がしてしまった場合など、陥没が起こりやすいとされています。
患部に火傷のような跡が残る
レーザーなどを照射すると、患部に赤みなどの火傷跡が残るリスクがあります。レーザー治療では、多くの場合肌を保護するジェルによってダメージを抑えます。患部の赤みはしばらくすれば治ります。しかし、腕の悪い医師が患部とは別の場所に照射をしてしまった場合は火傷が残ってしまいリスクを伴ってしまいます。また、ほくろ除去ができるクリームを塗ることで、化学成分が反応して火傷が起きてしまうことや、もぐさを使った治療で火傷を負う場合もあるので危険です。
ほくろ除去にはリスクもあるので要注意
手の甲や胸、肩、鼻の下といった部位のほくろを除去する場合、まれに傷口がケロイド状となることがあります。このようなケロイド状の症状は、別名で肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と呼ばれ、数ヶ月から数年で治ります。体質によってこの肥厚性瘢痕が現れやすい人もいるため、クリニックでは内服薬などを処方して対処をします。もしもこうしたケロイドが治らず、逆に増えるようなことがあれば、すぐにクリニックで治療を受けましょう。